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ときには、女に襲われることもある【後編】

二回目に襲われたのは1年半前のこと。
仕事関係の集まりで、新年会と称し豪快に飲んでいたときだ。
このときの構成は確か、男5、女3だった気がする。

女のなかに一人、ちょっとぶっ飛んだ人がいた。
「私は今まで相当遊んできた」と自らアピールしてくるようなタイプだ。
元来、あまりこういう女は好きじゃないけど、まあ酔っ払ってくると楽しくなるから、とりあえずその女とは色々話して盛り上がっていた。

女はすっかりベロベロ。「酒は思いっきり飲まないとダメだよ」と、飲めない子にも日本酒を勧める始末。
他の人たちは完全にドン引きしていた。

このときについては、俺もエロ展開などまったく考えていなかったし、期待していなかった。
だから、必殺技である「さりげなくタッチ」はほとんど使っていなかった。

だけど野生の勘というか、生粋の変態センサーが反応したのだろう。
ここでもまた、相手がトイレに行くタイミングに合わせ、フラフラと付いていったのである。

あの瞬間はエロ展開などまったく望んでいないと自分で思っていたが、今考えてみると、やっぱり心のどこかで期待していたのだろう。
とはいえ、トイレの前でいきなり襲われたときには心底ビックリした。

堂々とそこでキスしているわけにもいかず、とりあえず女子トイレに駆け込んだが、一緒に飲んでいた同僚2人くらいには見られてしまった。
とりあえず「これは違うから」と説得力のない言い訳をし、他の人には「あの子潰れちゃったから様子見てるわ。先帰って良いよ」といって追い払い、その後順調にアパートへ移動して、2発やらせてもらった。

正直、トビタのエッチ歴でも上位に食い込むほど相性が良かったので、俺は高いパフォーマンスを発揮できたという自信があった。
向こうもさぞかし気持ち良かったことだろう。

仕事関係の人なので、後々ややこしくなるのは面倒だったが「遊びだと分かってるから大丈夫」「今までも散々こういう事してきたし」と女神様のようなコメントをしてくれる。
これならおいしい思いをしたにもかかわらず、後腐れなく今まで通りの関係を保てそうだ、とニンマリしていたら、その日以降、毎日彼女からメールが来るようになった。

それも、どうでもいいメールだ。
写メ付き、夜には何度も電話。適当に返信したり、放っておいたりすると、激怒してくる。
「あんな事しといて、こんなのひどくない?」

おいおい、話が全然違うじゃないか。何が「遊びだと分かってる」だ。
それなら何で急に犬の写メを送ってきたり、夜にどうでもいい電話をしてきたりするんだ。

たまりかねた俺は、ちょうどその女と仕事で関わらなくなるというのもあって「別に付き合っているわけでもないから、どうでも良いメール送られてもちゃんと対応できない」とはっきり言ってやった。

するとその女は「じゃあ、もう絶縁するしかないね」と意味不明のセリフ。
“絶縁”なんて言葉を日常で使う人もいるのかと、ある意味驚いた。
さらに、文末にはこう書いてある。

「あと、トビタはもっとエッチうまくなった方が良いよ」

一瞬のうちに敗北感で一杯になった俺は、その足で本屋に向かい加藤鷹の本を買った。
プロフィール

トビタ シンイチ

Author:トビタ シンイチ
24歳のときに訪れた飛田新地に深く感動。以来、あの地を心の故郷と仰ぎ、風俗にハマる。最近は素人にも興味を抱き、合コンやナンパ三昧の日々を送る変態ライター。
「飛田新地は文化遺産だ!」委員会会長(会員1名、後援会員6名)

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