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「え、早くない?」
今までの人生で、もっとも悲しかったのが、女の子にこの言葉をいわれたときだ。
しかも、2回ある。
自分は、恥ずかしながら、日本最速レベルの早漏男子だと思っている。
ここ最近はマシになったと思っていたけど、先日の記事で書いたように、まだ全然克服できていなかった。
「早くない?」といわれた2回のエッチについて、反論の余地はまったくない。
だって、入れた瞬間にわが相棒は勝手に仕事を放棄し、ピークに達したのだから。
ベッドに寝転び、自分の得意技である、クド過ぎな前戯を終え「さあ、いよいよ」と入れたが最後、もう動けない。
しかも、誰も信じてくれないかもしれないが、こちらは動きを止めているのに、
アッチの暴走は止まるどころかグングン加速してしまうのだ。
ちなみにここまで、わずか3往復くらいしか動いていない。
3往復動いて「やばい」と思い、いったん止めたにもかかわらず、相棒は止まらない。
こうなると「ああ、もう仕方ない」と、この後の批判や嘲笑、何より自分に対する情けなさに目をつぶり
「ごめん」と一言つぶやいて、フィニッシュさせてしまう。
プレイにかかった時間、わずか30秒。そりゃ文句も言われる。
笑いたければ笑うがいい。でも、一つだけ言わせてほしい。
俺は必ずしも、最初から早漏ではなかった。昔はもっと、ぐいぐい動かしていたんだ。それができたんだ。
どちらかといえば遅漏に近かった自分が、こんな風になってしまった理由。
それは大学2年の終わり、ちょうど年が明けた頃の、ある出来事がきっかけだった。
その日の夕方、いつものように風呂に入り、さっぱりした心持ちで何気なく鏡を見ると、ビックリするくらい髪の毛が少ない。
もちろん、いつも鏡は見ているのだけど、そのときは髪が水に濡れていた影響で、悲しいくらいに少なく見えた。
思えば父も、そして祖父2人も頭はすっかりキテいる。
つまり、自分はそっちの筋における名門家系の息子。こうなることは予想できていた。
だけど、ちょっと早すぎる。将来設計では20代後半から悩み始める予定だったのに。
俺はその日から、インターネットで脱毛の予防方法を検索。
当時付き合っていた彼女と会う時間も削って、必死に対策を考えた。あのときは、本当に必死だったのだ。
そして見つけたある一つの方法。これが「早漏男の誕生」と大きく関わることになる。
その方法とは、射精の回数を減らすこと。
というのも、脱毛と関係が深いと見られている男性ホルモンは、精子を作る際に発生するから、
射精の回数を減らせば、男性ホルモンの出る量が減って、脱毛を予防できるということだった。
これだ。こんな理にかなった方法は他にない。
俺はさっそく、今まで1日2回、いや、調子の良いときは1日3回だった射精のペースを、3日に1回へと変えてみた。
そして迎えた彼女とのエッチ。
忘れもしない。あのとき初めて、相棒を制御できない屈辱を味わった。
そう、この日から早漏との戦いは始まったのである。
次回へ続く。