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オナニーに関するいろいろ

ナンパについて語り合うネット掲示板を見ていたら、素敵な一句と出会った。

「なんでなの オナニーした後 メール来る」

中学のとき、松尾芭蕉の「夏草や 兵どもが 夢の跡」という一句に感動して以来、印象に残る五七五には出会っていなかったが、これはかなりの名作だと思う。

念のため句の意味を解説すると、「今日はさすがに何もないか…じゃあオナニーでもしよう」と自慰行為にふけった後、女の子から「今から遊ばない」という趣旨のメールが来てしまい、ひどく後悔する。
その心情をうたった句である。

オナニー後、見計らったように女の子からメールが来た経験はあまりないが、しかしこの気持ちはよく分かるなあ。

例えば昨日の昼間。
夜から合コンが入っていたのだけど、いかんせんヒマ。合コンまでやることがない。家でゴロゴロしていても時間を潰せない。何となくそわそわしてしまう。

そんなとき気付くと「じゃあオナニーでもするか」という思考になってしまっている自分がいる。
そう、オナニーはちょうど良い暇つぶしなのだ。

だけど、ひと度オナニーをしてしまうと、その後が問題。とにかく性欲が湧かない。何も予定がないのならまったく問題ないが、性欲が湧かないまま合コンにいくと、やる気が出ないまま終わってしまうケースも考えられる。
相手の女の子が微妙ならなおさらだ。

だからデートや合コン前のオナニーのタイミングには非常に悩む。結局昨日は昼間オナニーを我慢し、しかしムラムラを抑えきれなかったため、とりあえず家の近所を全力で走ってきた。

大学のとき、無尽蔵の性欲を誇っていた友達のSは、朝会うとギラついた顔で「ヨォ、今日も朝から一発抜いてきちゃったぜ」と報告してきた。

しかも彼は、その後家に帰って一発。そして寝る前に一発。計3発のオナニーを日課にしているという。
ここまで来るとオナニー依存症といっても過言ではない。

しかし彼の性欲はとどまることがない。冒頭で述べたような僕ら一般男性の悩みなど、まったく共感できないだろう。というかSの場合、「一発抜くとテンションあがるじゃん! だから合コン前には必ず抜いてくよ」なんて言っている始末。

だけどトビタも負けてはいられない。オナニーがまったくの日常行為となった今でこそ、多くて1日に2回だが、初めてこの身体反応を知ったときは、凄まじいほどオナニー漬けの毎日を送っていた。

精子が生後初めて噴射された後、すぐまたやろうと思ったが相棒の反応が鈍い。しかし1時間後くらいにはまた反応するようになる。それがわかってから、トビタは朝からほぼ1時間ごとにオナニー。
トイレや自分の部屋など、とにかく暇があればシコシコしていた。

数えて13回。これが、トビタの人生史における1日のオナニー回数最多記録である。

だけど、正直こんなのは大した記録ではない。おそらくこれより上はたくさんいる。
そしてそういう人たちは、極限状態で出る水のような精子を必ず見ているはずだ。
プロフィール

トビタ シンイチ

Author:トビタ シンイチ
24歳のときに訪れた飛田新地に深く感動。以来、あの地を心の故郷と仰ぎ、風俗にハマる。最近は素人にも興味を抱き、合コンやナンパ三昧の日々を送る変態ライター。
「飛田新地は文化遺産だ!」委員会会長(会員1名、後援会員6名)

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