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ド変態ならではの条件反射が生んだ2つの失敗

人間の失敗は、大きく分けて2つあると思う。1つは偶発的な失敗。
自分の意図しないところで、自分の意図しない事象が起きてしまい、その結果、惨事を招く。

もう1つは、自分の意図してやったことが予想と違った反応を招き、悪い事態へと発展していく場合。
簡単に言えば「読みを間違えた」、「こんなはずでは…」という類だ。

なんでこんな話をしだしたかといえば、実は先日、この2つの失敗を一夜のうちに味わってしまったからだ。
もちろん、トビタの本業であるエロ探検の最中に。

7月某日、個室居酒屋で女の子と飲んでいた。その個室はトビタお気に入りのL字型ソファになっており、最初は斜めに向かい合うポジショニング、そして徐々に女の子の隣りへと移動していくお決まりのパターンで行こうと考えていた。

だが、女の子は最初から俺の隣りに来た。それもけっこう近い距離で。これは好感触。

ただ、どうもこの子には恋愛経験少なめの印象がある。過去の恋愛話をしても“付き合っていた時のエピソード”を出してこない。だから、やや攻めあぐねた。

とはいえ、そこはトビタ。酔ってしまうと結局は見境がつかなくなって、開始から1時間経ったときには勝負のハグを決めていた。向こうも拒否せず、まさに流れるような展開。

だけど先述のように、トビタは2つの失敗を犯すのである。まずは、偶発的な失敗。

それはハグした時のこと。
その日は朝から希崎ジェシカで2回発射させていたからか、息子の調子が良く、ちょっとハグをしただけで半勃ち状態になってしまった。

まあしかし、トビタにはよくあること。
このくらいの状態なら外から見ても分からないから、決してバレないだろう。なんて高をくくっていたら、明らかに女の子は俺の股間を凝視していた。
まさか。バレるわけがない。そんなに俺の息子はビッグじゃない。

と思って股間をさりげなく見たら、ものの見事にテントが張っていた。
しかもだ。その日トビタはストライプ生地のスーツで、生地に入っている一本一本の線がしっかりと息子の膨張を表現してくれている。
トビタは慌てて隠そうと、とりあえずもう一度ハグした。

つまりこれが偶発的な失敗だったのだけど、どうしたことだろう。もう一度ハグすると、女の子の反応はさっきと変わらない。勝手にテントを作ってキャンプを始めたトビタを見ても、拒否反応がないのだ。
むしろ先ほどよりハグに抵抗がなくなっている気さえする。

もしかしてこの子、それなりに変態なんじゃないか。経験がなさそうという俺の読みは、杞憂だったのではないか。
自分の失敗で結果的に調子づいたトビタは、その時ついクセで首筋をペロッと舐めてしまった。すると女の子は「え、ちょっと、何それ」とビックリしてしまったのである。
つまりこれが2つ目の失敗。完全に読みを間違えた。

だけどよくよく考えてみると、この失敗も偶発的なものだったのかもしれない。ちゃんと考えもせず、気付いたら舌がペロッと出ていたのだから。
我ながら、本当に気持ち悪い。

いつの頃からか、映画で濡れ場が始まるとティッシュを探し、女の子の首元が近づいてくると舐めるという条件反射が起きるようになった。

そんなトビタ、今年で27歳。
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プロフィール

トビタ シンイチ

Author:トビタ シンイチ
24歳のときに訪れた飛田新地に深く感動。以来、あの地を心の故郷と仰ぎ、風俗にハマる。最近は素人にも興味を抱き、合コンやナンパ三昧の日々を送る変態ライター。
「飛田新地は文化遺産だ!」委員会会長(会員1名、後援会員6名)

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